頭痛キーワード集
頭痛に関係するキーワードの意味を整理しました。当サイトの辞書的な機能としてお使いください。
慢性的な頭痛のことで、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛などの種類があります。それだけで命に関わることはありませんが、生活に支障をきたしたり、 健康寿命を悪くしますので、適切な対策が必要です。また頭痛持ちの人の場合は二次性頭痛を普段の頭痛と勘違いして放置すると治療が手遅れになる場合があるため注意が必要です。 別名、機能性頭痛ともいいます。
片頭痛治療薬の1つで、血管を収縮させることによって頭痛を抑える働きがあります。
薬剤の種類で、経口薬の1つです。その特徴として、口の中ですぐに溶けるため水なしで唾液のみで飲み込むことができ、どのような場所でも簡単に服用できるということが挙げられます。
脳神経の中で最も太い神経で、頭部・顔面周辺の感覚や運動を司っています。この神経から血管拡張作用のある神経伝達物質が分泌され、 それらの働きで拡張した血管が神経を刺激して片頭痛が起こるとも考えられています。脳を出てすぐに3本に分かれるので、三叉神経と呼ばれています。
脳内で生成される神経伝達物質の1つで、アミノ酸の一種トリプトファンから生合成されます。腸管や血小板、脳などに存在し、脳内では睡眠・体温調節・痛覚などに関与しています。 セロトニンが日中に過剰に放出されると頭部の血管が収縮し、その後異常に拡張した血管が神経を刺激することが片頭痛の原因の1つと言われています。
片頭痛の前兆の1つで、
- 目の前で光がチカチカする
- 視野の一部に歯車のようなギザギザしたものが現れる
- 視界が欠ける
などの症状を示します。
2000年に日本でも処方できるようになった薬剤で、片頭痛治療に有効な薬です。
その特徴として
- 発作発現後いつ服用しても効果を発揮するが、より発作早期での服用が効果的である。
- 吐き気、嘔吐、光・音に対する過敏などの随伴症状についても軽減させる効果がある。
などが挙げられます。
また、一口にトリプタン系薬剤といっても、
- 注射薬
- 経口薬(錠剤、口腔内速溶錠)
- 点鼻薬
など、様々な種類があります。
他の病気を原因とする頭痛のことで、風邪をひいた時に起こるようなものから、くも膜下出血・脳出血・脳腫瘍など、 時には命に関わるような病気を原因とするものまであります。特に後者の場合は、頭痛が起こった段階ですぐに病院に行く必要があります。
別名、症候性頭痛ともいいます。
薬物乱用頭痛とは、エルゴタミン、鎮痛薬やトリプタン系薬剤等の過剰な服用が頭痛の原因、あるいは悪化要因となっている頭痛のことをいいます。 このような場合には薬の服用を中止し、すぐに医師に相談することで症状を改善することができます。